綺麗な花に囲まれた深い森の中に、
りんちゃんという女の子が
住んでいました。
今日も大好きなお茶会のために、
美味しいケーキを焼きました。
会を彩る花を摘みに、りんちゃんは森へ向かいます。
今日摘んだのは
大満足のりんちゃんはお家へと
帰ります。
すると一匹のクマが悲しそうな顔をして座っています。
「どうしたの?」と声をかけた
りんちゃんに、クマは
「友達と喧嘩をして仲直りしたい
けど、できないんだ‥」と
話をしました。
そこでりんちゃんは黄色の
ガーベラをクマに渡しました。
黄色のガーベラの花言葉は『友情』
きっと仲直りができるよと、
思いを込めて‥
嬉しそうなクマはお礼を言って、
森へ帰っていきました。
しばらく歩くと、サルがお花に
寄りかかって、落ち込んでいます。
「どうしたの?」と声をかけた
りんちゃんに、サルは
「好きな子に想いを伝えることが
できないんだ‥」と
話をしました。
そこでりんちゃんは、
赤いアネモネをサルに渡しました。
赤いアネモネの花言葉は
『君を愛す』
きっとその子に気持ちが
伝わるようにと、思いを込めて‥
嬉しそうなサルはお礼を言って、
森へ帰っていきました。
またしばらく歩くと今度は、
うさぎがつまらなそうな顔をして
座っています。
「どうしたの?」と声をかけた
りんちゃんに、うさぎは
「みんな好きな事や、特技があって
自信満々なのに、自分には何も
ないんだ‥」と話をしました。
そこでりんちゃんは、
タイムをうさぎに渡しました。
タイムの花言葉は『小さな勇気』
きっとうさぎにも好きなことや、
特技がたくさんあることに
気づいてもらえるようにと、
思いを込めて‥
嬉しそうなうさぎは、
お礼を言って森へ帰っていきました。
家に帰ってきたりんちゃんの
手元には、花は一輪もありません。
ちょっと淋しそうな
りんちゃんでしたが、
今日はお花は飾らないで
お茶会をしようと準備を始めます。
すると「りんちゃん!」と
さっき森で会った3匹が
花を持ってやってきました。
クマは、仲直りできた友達と
サルは、気持ちを伝えた大切な子と
うさぎは、気の合う友達を
連れてやってきました。
その日、みんなが持ってきてくれた
花を飾って、楽しいお茶会が
開かれました。
『花が繋いだお茶会🫖』
みんなの参加を
りんちゃんお花くらぶで待ってるよ
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